icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術4巻8号

1976年08月発行

文献概要

読んでみませんか英文論文

細菌尿の検出のための新奇で便利な多項目検査システム

著者: 河合式子1 河合忠1 L.F. R. C.A.

所属機関: 1自治医大臨床病理

ページ範囲:P.577 - P.578

文献購入ページに移動
 細菌尿の検出のための新奇で便利な多項目検査システムが記述され,かつ検討されている.そのシステムは,乾燥した3つの試薬部分を持った一本の小さなプラスチックの細長い一片から成っている.一つの部分は尿中の亜硝酸塩の存在を直ちに検出し,他の2つの部分は18〜24時間培養後尿中の全細菌数とグラム陰性菌数を定量する.定量の正確度は2種類の盲検で検討された.まず最初に,既知濃度の18種の細菌について比較し,次に無作為に集めた濃度未知の218の尿検体について定量白金耳塗抹法と新しいシステムの両方で定量した.菌発育試薬部分では全般的な相関関係は96%であった.亜硝酸塩部分では,細菌尿の84%を検出した.従来の細菌尿検出システムに対するこのシステムの利点について触れている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?