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非浸潤性乳管癌
著者: 森谷卓也1 中川美名子2
所属機関: 1川崎医科大学病理学2 2(財)岡山県健康づくり財団保健部臨床検査課
ページ範囲:P.40 - P.40
文献購入ページに移動40歳代,女性.検診目的で乳房超音波検査を施行したところ異常を発見された(図1).穿刺吸引細胞診で悪性(乳管癌:図2),針生検でも悪性(非浸潤性乳管癌推定)と診断.MRIでも乳房内に広範な進展を示す癌の存在が疑われたため,乳房摘出術が施行された.最終診断も非浸潤性乳管癌で,浸潤癌成分やリンパ節転移はみられなかった(図3,4).核異型中等度(図5),一部にコメド壊死を含むvan Nuys分類のGroup2の癌で,エストロゲン受容体,プロゲステロン受容体はともに陽性であった.
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