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増刊号 この検査データを読めますか?―検査値から病態を探る Ⅲ 内分泌代謝疾患
2 甲状腺ホルモンおよびCRP高値をきたした41歳の女性《亜急性甲状腺炎》
著者: 高野徹1
所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科臨床検査診断学
ページ範囲:P.948 - P.954
文献購入ページに移動Ⅰ.症例
41歳の女性.持続するのどの痛みと熱発,動悸を主訴に来院した.
現病歴:のどの痛み,37℃程度の微熱,全身倦怠感が出現したため近医を受診した.風邪と診断され,風邪薬を処方されて内服したが,2週間たっても一向に症状が経過せず,のどの痛みが強くなり,熱が一時38℃まで上がり,動悸や手の震えを自覚するようになったため来院した.
41歳の女性.持続するのどの痛みと熱発,動悸を主訴に来院した.
現病歴:のどの痛み,37℃程度の微熱,全身倦怠感が出現したため近医を受診した.風邪と診断され,風邪薬を処方されて内服したが,2週間たっても一向に症状が経過せず,のどの痛みが強くなり,熱が一時38℃まで上がり,動悸や手の震えを自覚するようになったため来院した.
参考文献
1) Volpe R : The management of subacute (DeQuervain's) thyroiditis. Thyroid 3:253-255,1993
2) 森 弘毅,吉田克己:亜急性甲状腺炎.別冊日本臨牀:新領域別症候群シリーズ1,内分泌症候群I,第2版.日本臨床社,pp426-429,2006
3) 横沢 保,森田新二:炎症性甲状腺疾患.隈 寛二(編):甲状腺・上皮小体超音波診断アトラス,第2版.ベクトルコア社,pp121-134,1999
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