icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術40巻10号

2012年09月発行

増刊号 この検査データを読めますか?―検査値から病態を探る

Ⅵ 血液・造血器疾患

2 大球性貧血,黄疸,LDHの異常高値をきたした55歳の男性《悪性貧血》

著者: 細野奈穂子1 上田孝典1

所属機関: 1福井大学医学部血液・腫瘍内科

ページ範囲:P.1083 - P.1088

文献概要

Ⅰ.症例

 55歳の男性.全身倦怠感,貧血および黄疸を主訴に紹介され受診となった.

 現病歴:糖尿病・肝機能障害にて近医に通院中であった.3月頃から全身倦怠感を自覚していた.同年5月上旬には疲労が著しく,趣味のゴルフもホール途中で中止するようになった.5月下旬には連日37.8℃前後の発熱を繰り返し,家人より皮膚の黄染を指摘されるようになった.

参考文献

1) 小峰光博:巨赤芽球性貧血―20世紀のわすれもの.Int J Hematol 71(Suppl 1):8,2000
2) 小峰光博:DNA合成障害による貧血.浅野茂隆,池田康夫,内山 卓(編):三輪血液病学,第3版.文光堂,pp974-1000,2006
3) Chanarin I : The Megaloblastic Anemias, 2nd ed. Oxford, Blackwell Scientific,1979
4) Nath BJ, Lindenbaum J : Persistence of neutrophil hypersegmentation during recovery from megaloblastic granulopoiesis. Ann Intern Med 90:757-760,1979

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら