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増刊号 この検査データを読めますか?―検査値から病態を探る Ⅵ 血液・造血器疾患
7 汎血球減少と肝機能障害をきたした13歳の男児《血球貪食症候群》
著者: 石井榮一1
所属機関: 1愛媛大学大学院医学系研究科小児医学
ページ範囲:P.1117 - P.1122
文献購入ページに移動Ⅰ.症例
13歳の男児.発熱,汎血球減少および肝機能障害を主訴に来院した.
現病歴:7日前より発熱が出現し,5日前に近医で汎血球減少と肝機能障害を指摘され,入院にて抗菌薬の投与を受けた.しかし,治療開始後も発熱が持続し,汎血球減少と肝機能障害が進行したため当科を紹介された.
13歳の男児.発熱,汎血球減少および肝機能障害を主訴に来院した.
現病歴:7日前より発熱が出現し,5日前に近医で汎血球減少と肝機能障害を指摘され,入院にて抗菌薬の投与を受けた.しかし,治療開始後も発熱が持続し,汎血球減少と肝機能障害が進行したため当科を紹介された.
参考文献
1) Ishii E, Ohga S, Imashuku S, et al : Nationwide study of hemophagocytic lymphohistiocytosis in Japan. Int J Hematol 86:58-65,2007
2) 石井榮一:血球貪食症候群.外来小児科学,第5版.南山堂,pp491-493,2007
3) Henter JI, Horne A, Aricó M, et al : HLH-2004 ; Diagnostic and therapeutic guidelines for hemophagocytic lymphohistiocytosis. Pediatr Blood Cancer 48:124-131,2007
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