icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術40巻10号

2012年09月発行

文献概要

増刊号 この検査データを読めますか?―検査値から病態を探る Ⅶ 感染症

3 発熱と耳下腺腫脹をきたした幼児2例《流行性耳下腺炎》

著者: 内田正志1

所属機関: 1社会保険徳山中央病院小児科

ページ範囲:P.1156 - P.1161

文献購入ページに移動
Ⅰ.症例

1.症例1

 2歳9か月の女児が発熱と右耳下腺腫脹を主訴に受診した.

 現病歴:受診前日の朝から38.5℃の発熱と右耳下腺の腫脹が出現した.その後も高熱が持続するため受診した.5歳の兄が2週間前に流行性耳下腺炎の診断を受けている.

参考文献

1) 庵原俊昭:ムンプスとムンプスワクチン.日本小児科医会会報 41:95-98,2011
2) 庵原俊昭,落合 仁,渡辺正博,他:唾液からのウイルス分離成績からみたムンプス患児の登校登園停止期間.日本小児科医会会報 36:386-392,2010
3) 和田智顕,津下 充,長岡義晴,他:小児における急性脳炎・脳症の病態解明と診断法および治療法の確立に向けて―急性脳炎・脳症全国調査(2005-2006)解析結果.第40回日本小児感染症学会学術集会抄録集:228,2008
4) 橋本裕美:ムンプス難聴と日本におけるムンプスワクチンの問題.外来小児科 11:282-293,2008
5) 日本小児感染症学会(編):日常診療に役立つ小児感染症マニュアル2012.東京医学社,pp304-311,2012
6) Nozaki H, Harasawa A, Hara H, et al : Ultrasonographic features of recurrent parotitis in childhood. Pediatr radiol 24:98-100,1994
7) 内田正志,深澤 満:超音波検査による流行性耳下腺炎(ムンプス)と反復性耳下腺炎の鑑別.小児内科 37:59-62,2005
8) 野村恭也,神崎 仁,古賀慶次郎,他:ムンプス難聴.耳鼻臨床 81:41-47,1988
9) 村上嘉彦:ムンプス難聴.JOHNS 10:929-934,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?