文献詳細
文献概要
疾患と検査値の推移
感染性心内膜炎
著者: 岡田大司1 田邊一明1
所属機関: 1島根大学医学部内科学第四
ページ範囲:P.1250 - P.1255
文献購入ページに移動総 論
1.感染性心内膜炎とは
感染性心内膜炎(infective endocarditis,IE)は心・血管系の代表的な感染症であり,弁膜や心内膜,大血管内膜に細菌集簇を含む疣腫(vegetation)を形成し,菌血症,血管塞栓,心障害など多彩な臨床症状を呈する全身性敗血症性疾患である.IEはそれほど頻度の多い疾患ではないが,いったん発症すれば的確な診断のもと,適切な治療が奏功しないと多くの合併症を引き起こし,ついには死に至ることもある重篤な疾患である.
1.感染性心内膜炎とは
感染性心内膜炎(infective endocarditis,IE)は心・血管系の代表的な感染症であり,弁膜や心内膜,大血管内膜に細菌集簇を含む疣腫(vegetation)を形成し,菌血症,血管塞栓,心障害など多彩な臨床症状を呈する全身性敗血症性疾患である.IEはそれほど頻度の多い疾患ではないが,いったん発症すれば的確な診断のもと,適切な治療が奏功しないと多くの合併症を引き起こし,ついには死に至ることもある重篤な疾患である.
参考文献
1) 光武耕太郎:感染性心内膜炎の診断と治療の最新知見.医学の歩み 231:47-52,2009
2) 循環器病の診断と治療に関するガイドライン 感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2008年度改訂版):http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2008_miyatake_h.pdf
掲載誌情報