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文献詳細

雑誌文献

検査と技術40巻11号

2012年10月発行

文献概要

疾患と検査値の推移

感染性心内膜炎

著者: 岡田大司1 田邊一明1

所属機関: 1島根大学医学部内科学第四

ページ範囲:P.1250 - P.1255

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総 論

1.感染性心内膜炎とは

 感染性心内膜炎(infective endocarditis,IE)は心・血管系の代表的な感染症であり,弁膜や心内膜,大血管内膜に細菌集簇を含む疣腫(vegetation)を形成し,菌血症,血管塞栓,心障害など多彩な臨床症状を呈する全身性敗血症性疾患である.IEはそれほど頻度の多い疾患ではないが,いったん発症すれば的確な診断のもと,適切な治療が奏功しないと多くの合併症を引き起こし,ついには死に至ることもある重篤な疾患である.

参考文献

1) 光武耕太郎:感染性心内膜炎の診断と治療の最新知見.医学の歩み 231:47-52,2009
2) 循環器病の診断と治療に関するガイドライン 感染性心内膜炎の予防と治療に関するガイドライン(2008年度改訂版):http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2008_miyatake_h.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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