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文献詳細

雑誌文献

検査と技術40巻11号

2012年10月発行

文献概要

トピックス

最近の肺高血圧治療法

著者: 小川愛子1 松原広己1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構岡山医療センター臨床研究部

ページ範囲:P.1306 - P.1308

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肺高血圧症とは

 肺高血圧症は,肺小細動脈の壁肥厚や狭窄により肺動脈圧が上昇し,右心不全となり労作時息切れや呼吸困難を呈する原因不明の疾患である.心臓カテーテル検査で,安静時平均肺動脈圧が25mmHg以上であれば確定診断となる.ダナポイント分類では病因により五つに大別されており,原因疾患により治療方針が異なるため鑑別診断が重要である(表)1)

参考文献

1) Galie N, Hoeper MM, Humbert M, et al : Guidelines for the diagnosis and treatment of pulmonary hypertension : The task force for the diagnosis and treatment of pulmonary hypertension of the european society of cardiology (ESC) and the european respiratory society (ERS), endorsed by the international society of heart and lung transplantation (ISHLT). Eur Heart J 30:2493-2537,2009
2) Humbert M, Sitbon O, Chaouat A, et al : Survival in patients with idiopathic, familial, and anorexigen-associated pulmonary arterial hypertension in the modern management era. Circulation 122:156-163,2010
3) 佐藤慎二,小川愛子,更科俊洋,他:肺高血圧症の心電図変化.Therapeutic Research 32:3,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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