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HbA1cの国際標準化
著者: 小野佳一1 金子誠1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.1356 - P.1358
文献購入ページに移動はじめに
HbA1cは,血糖測定と同様に重要な糖尿病関連検査の一つで,糖尿病の血糖コントロール評価方法として確立している.ただし,以前よりわが国ではJDS(Japan Diabetes Society)値で報告されており,HbA1c測定系は世界的に統一されていなかった.さまざまな経緯の後に,2010年“新しい糖尿病診断基準と国際標準化HbA1cの運用について”,2012年1月“日常臨床及び特定健診・保健指導におけるHbA1c国際標準化の基本方針及びHbA1c表記の運用指針”が日本糖尿病学会,糖尿病関連検査の標準化に関する検討委員会から提出され,わが国においてもNGSP(National Glycohemoglobin Standardization Program)値を採用するに至った.本稿では,この国際標準化の動向と自施設での対応について述べる.
HbA1cは,血糖測定と同様に重要な糖尿病関連検査の一つで,糖尿病の血糖コントロール評価方法として確立している.ただし,以前よりわが国ではJDS(Japan Diabetes Society)値で報告されており,HbA1c測定系は世界的に統一されていなかった.さまざまな経緯の後に,2010年“新しい糖尿病診断基準と国際標準化HbA1cの運用について”,2012年1月“日常臨床及び特定健診・保健指導におけるHbA1c国際標準化の基本方針及びHbA1c表記の運用指針”が日本糖尿病学会,糖尿病関連検査の標準化に関する検討委員会から提出され,わが国においてもNGSP(National Glycohemoglobin Standardization Program)値を採用するに至った.本稿では,この国際標準化の動向と自施設での対応について述べる.
参考文献
1) 梅本雅夫:米国におけるNGSP値測定上の諸問題―NGSP値とJDS値―.糖尿病レクチャー 1:500-505,2010
2) 島健二:0.4%の差異.糖尿病 53:723-725,2011
3) 柏木厚典:糖尿病診断とHbA1c―HbA1c国際標準化への対応とそれに伴う課題―:プラクティス 28:157-165,2011
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