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文献詳細

雑誌文献

検査と技術40巻12号

2012年11月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈微生物〉

LAMP法によるMycoplasma pneumoniaeの迅速診断

著者: 潮崎裕也1 畑中徳子1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部

ページ範囲:P.1374 - P.1378

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はじめに

 近年,遺伝子解析技術の発展に伴い,各種感染症の診断にpolymerase chain reaction(PCR)法やloop-mediated isothermal amplification(LAMP)法などが使用されるようになってきた.昨年11月よりLAMP法によるマイコプラズマP検出キットが保険収載され,本稿ではLAMP法を用いたMycoplasma pneumoniaeの迅速診断およびその有用性について解説する.

参考文献

1) IDWR2012年第21号〈注目すべき感染症〉マイコプラズマ肺炎.国立感染症研究所ホームページ(http://www.nih.go.jp/niid/ja/mycoplasma-pneumonia-m/mycoplasma-pneumonia-idwrc/2263-idwrc-1221.html)
2) 武田紳江,黒崎知道,石和田稔彦,他:乳幼児のマイコプラズマ肺炎の臨床的検討.日本小児呼吸器疾患学会雑誌 19:137-147,2008
3) 中村彰浩,阿部教行,河野久,他:外来診療を目的としたReal-Time PCR法によるMycoplasma pneumonia肺炎迅速診断のための検査体系の構築.日本臨床微生物学雑誌 19:148-156,2009
4) 牛久保宏:LAMP法の原理―遺伝子の簡易・迅速な増幅―.ウイルス 54:107-112,2004
5) 山口惠三,舘田一博,中森祥隆,他:LAMP法を用いたMycoplasma pneumoniaとLegionella spp.による呼吸器感染症の迅速診断試薬の評価.医学と薬学 58:565-571,2007
6) 柴山明義,蘇原慧伶,清田康,他:LAMP法を用いたMycoplasma pneumoniae検出試薬キットの有用性の検討.共済医療 61:40-43,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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