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あとがき・次号予告・ラボクイズ正解者
著者: 矢冨裕
所属機関:
ページ範囲:P.1402 - P.1402
文献購入ページに移動 10月8日,わが国の医学界において,たいへん嬉しいニュースがありました.もちろん,京都大学の山中伸弥教授のノーベル医学・生理学賞の受賞です.体のさまざまな組織や臓器になりうるiPS細胞を初めて開発し,医療に革命を起こそうとされているわけで,本当に天才的なお仕事です.そこに至るまでには多くの挫折と失敗を繰り返され,それでも研究を続け,大発見を成し遂げられたとのことです.また,ガタゴト鳴る洗濯機の修理中にノーベル賞受賞の電話を受けられたとのこと,私もそうですが,多くの方が本当に勇気をいただき,また,微笑ましくも思われたと感じます.最後の素晴らしい成果はもちろんですが,それまでの道程のご苦労も,われわれは学ばなくてはいけません.
その地道な一歩として,検査と技術の11月号のゲラ刷りを,背筋を伸ばして目を通させていただいておりますが,今月号も,盛りだくさんの内容で充実しています.“病気のはなし”では,慢性閉塞性肺疾患(COPD)が取り上げられていますが,呼吸機能検査が重要な役割を果たす本疾患の病態がわかりやすく解説されています.また,“技術講座”では,輸血関連検査が二つ取り上げられており,精度管理,自動化をテーマとした重要なものである一方,生理検査として,野球肘検診への超音波検査の活用が興味深くまとめられています.他にも,重要かつタイムリーな記事が満載されていますので,是非,ご熟読下さい.
その地道な一歩として,検査と技術の11月号のゲラ刷りを,背筋を伸ばして目を通させていただいておりますが,今月号も,盛りだくさんの内容で充実しています.“病気のはなし”では,慢性閉塞性肺疾患(COPD)が取り上げられていますが,呼吸機能検査が重要な役割を果たす本疾患の病態がわかりやすく解説されています.また,“技術講座”では,輸血関連検査が二つ取り上げられており,精度管理,自動化をテーマとした重要なものである一方,生理検査として,野球肘検診への超音波検査の活用が興味深くまとめられています.他にも,重要かつタイムリーな記事が満載されていますので,是非,ご熟読下さい.
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