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臨床検査のピットフォール
抗CEA自己抗体によるCEAの低値現象
著者: 阿部正樹1 俵木美幸1 海渡健1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学附属病院中央検査部
ページ範囲:P.162 - P.163
文献購入ページに移動癌胎児性抗原(carcinoembryonic antigen,CEA)は1965年に成人の消化器癌と胎児の消化器に特異的な抗原として見いだされ,現在では臨床的に広範囲かつ頻繁に利用されている腫瘍マーカーである.本稿においては,抗CEA自己抗体の産生により段階的にCEAが低下を示した症例を提示するとともに,CEAが低値を呈する多数の検体を対象に行った検討結果を紹介する.
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