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文献詳細

雑誌文献

検査と技術40巻5号

2012年05月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈一般〉

一般検査検体でみられたヘマトイジン結晶とその意義

著者: 弓狩加恵1 吉澤梨津好1

所属機関: 1財団法人倉敷中央病院臨床検査科

ページ範囲:P.429 - P.433

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はじめに

 一般検査室では髄液,尿,関節液などの液状検体を顕微鏡下で形態観察することが多い.その鏡検時に目的の細胞や結晶以外の成分を検出することがある.偶然検出した成分を報告することで病態把握や診断の補助となることもある1).本稿では,日常一般検査室で遭遇するヘマトイジン結晶の意義について述べる.

参考文献

1) 弓狩加恵,吉澤梨津好,影岡武士:髄液,尿,関節液および肝膿穿瘍刺液中にヘマトイジン結晶がみられた各症例.医学検査 60:757-761,2011
2) 金子伸行:グメリン法.検査と技術 29:857-860,2001
3) 櫻林郁之介,水口國雄:ラボ・カンファランス 臨床検査の診かた・読みかた・考えかた.Medical Technology 別冊:138-142,2001
4) 田中雅美,宿谷賢一,三島由祐子,他:頭蓋内出血を示唆するヘマトイジン結晶.医学検査 57:979-981,2008
5) (社)日本臨床衛生検査技師会(編):髄液検査法2002.日本臨床衛生検査技師会,2002
6) 福岡良男,椎名晋一:臨床検査辞典.医歯薬出版,pp159,1983
7) Richi AR, Bumstead JH : On the identity of haematoidin and bilirubin. Bull Johns Hopkins Hosp 36:225-232,1925
8) Brunzel NA(著),池本正生,深津敦司,芝紀代子(監訳):ブルンツェル 尿・体液検査―基礎と臨床―.西村書店,pp247-255,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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