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検査相談室の意義
著者: 杉山昌晃1
所属機関: 1市立岸和田市民病院医療技術局中央検査部
ページ範囲:P.527 - P.527
文献購入ページに移動はじめに
検査結果の解釈を誤ると診断に影響し,過剰な検査にもつながる可能性があり,臨床検査の適正な利用と情報提供は臨床検査技師に求められる重要な業務である.こうした現状を踏まえて大学病院を中心に医療スタッフを対象とした「検査情報・相談室」が開設され,診療支援として貢献している.一方,患者は検査の結果を知る権利があり,担当医師は結果を説明する義務がある.ただ,現状での診療体制では,患者に十分な説明をする時間がなく簡素化される傾向にある.こうした背景を受けて,チーム医療の一環として患者を対象とした「検査相談室」あるいは「検査情報・相談室」を開設し,情報提供と検査相談を実施している施設が増えている.
検査結果の解釈を誤ると診断に影響し,過剰な検査にもつながる可能性があり,臨床検査の適正な利用と情報提供は臨床検査技師に求められる重要な業務である.こうした現状を踏まえて大学病院を中心に医療スタッフを対象とした「検査情報・相談室」が開設され,診療支援として貢献している.一方,患者は検査の結果を知る権利があり,担当医師は結果を説明する義務がある.ただ,現状での診療体制では,患者に十分な説明をする時間がなく簡素化される傾向にある.こうした背景を受けて,チーム医療の一環として患者を対象とした「検査相談室」あるいは「検査情報・相談室」を開設し,情報提供と検査相談を実施している施設が増えている.
参考文献
1) 染谷洋子,杉山昌晃,諏訪部章:病院検査室を対象とした検査情報・相談室に関するアンケート調査.JJCLA 35:873-879,2010
掲載誌情報