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文献詳細

雑誌文献

検査と技術40巻7号

2012年07月発行

文献概要

ワンポイントアドバイス

Churg-Strauss症候群の1症例―末梢血液検査で著しい好酸球増多に遭遇したら

著者: 山崎直樹1 大森智弘1 山田貴正1 今村ちさ1 樋口久晃1 布施川久恵1 前島潔2

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構神奈川病院研究検査科 2独立行政法人国立病院機構神奈川病院内科

ページ範囲:P.624 - P.625

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はじめに

 好酸球増多を示す疾患の一つであるChurg-Strauss症候群(CSS)は,壊死性血管炎と血管外肉芽腫性病変を特徴とし,末梢神経障害をはじめ全身の臓器に障害を及ぼし重篤な後遺症や死亡に至る症例もみられる稀な疾患である1)

 今回,末梢血液検査で高度な好酸球増多を示す症例に遭遇し,迅速に担当医に報告した結果,早期診断,早期治療ができたCSS症例を経験したので報告する.

参考文献

1) 釣木澤尚美,秋山一男:Churg-Strauss症候群と神経症状(ニューロパチー).呼吸 22:349-356,2003
2) 循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2006-2007年度合同研究班).Circulation J 72(Suppl):1342-1343,2008
3) 佐々木信人,山内広平:Churg-Strauss症候群.呼吸 25:137-144,2006
4) 秋山佳子,清水裕子:両手足のしびれと起立困難で受診した55歳男性例.日本未病システム学会 14:338-341,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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