文献詳細
文献概要
臨床検査のピットフォール
間違えやすい異常脳波
著者: 小林昌弘1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部
ページ範囲:P.657 - P.660
文献購入ページに移動はじめに
脳波検査によって記録された波形のなかには,通常ではあまりみられない正常脳波のバリエーションや,一見,脳波活動の低下や,突発性異常波などといった異常脳波と間違えやすい睡眠脳波,アーチファクトなどがある.これらの波形のパターンを熟知したうえで脳波判読を行うことが重要であり,特に初学者が判読を行う際には注意が必要である.本稿では日常の脳波検査でよくみられる異常脳波と間違えやすい波形について,その代表例を示し波形の特徴や異常波形との鑑別点について解説する.
脳波検査によって記録された波形のなかには,通常ではあまりみられない正常脳波のバリエーションや,一見,脳波活動の低下や,突発性異常波などといった異常脳波と間違えやすい睡眠脳波,アーチファクトなどがある.これらの波形のパターンを熟知したうえで脳波判読を行うことが重要であり,特に初学者が判読を行う際には注意が必要である.本稿では日常の脳波検査でよくみられる異常脳波と間違えやすい波形について,その代表例を示し波形の特徴や異常波形との鑑別点について解説する.
参考文献
1) 大熊輝雄:臨床脳波学,第4版.医学書院,1991
2) 市川忠彦:誤りやすい異常脳波.医学書院,1989
掲載誌情報