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文献詳細

雑誌文献

検査と技術40巻9号

2012年09月発行

文献概要

技術講座 生理 シリーズ 骨と関節の超音波検査・3

下肢の超音波検査

著者: 髙橋周1

所属機関: 1東あおば整形外科

ページ範囲:P.778 - P.784

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新しい知見

運動器の画像診断には,単純X線,CT,MRIが用いられてきたが,近年の著しい技術開発により超音波診断装置がデジタル化され,高周波プローブが出現したことによって,CT,MRIを上回る高分解能画像が容易に得られるようになった.これによりリアルタイムに運動器の損傷状態,動態,血流,などを評価することができるようになり,運動器の超音波検査が注目されている.超音波診断装置は移動性に優れ,診察室や検査室内だけでなく病室や往診先での検査,手術室での神経ブロック時の使用,スポーツ現場での活用1~3)などさまざまな分野・場面で使用できる.また,エラストグラフィという新しい技術を用いると,組織弾性も評価することが可能となった.

参考文献

1) 高橋周,皆川洋至,山本宣幸,他:学童期における脛骨粗面部の発育特徴について―超音波診断装置を用いたメディカルチェック.日整会誌 81:S537,2007
2) 山口睦弘,松岡紗也香,相澤徹:少年野球肘検診への超音波検査導入の意義.超音波検査技術,32:382,2007
3) 高橋周,金森章浩,三谷玄弥,他:トップレベルのテニス選手における筋障害の超音波画像診断―テニス大会でのポータブル超音波診断装置の使用経験.整スポ会誌 27:57,2007
4) Blazina ME, Kerlan RK, Jobe FW, et al : Jumper's knee. Orthop Clin North Am 4:665-678,1973

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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