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文献概要
Laboratory Practice 〈生理〉
ペースメーカーの分類コードとその意味
著者: 中嶋美保子1
所属機関: 1心臓血管研究所付属病院臨床検査部
ページ範囲:P.46 - P.51
文献購入ページに移動植込み式ペースメーカーが使用されるようになっておよそ50年が経過し,現在に至るまでその機能は目覚ましく進歩した.徐脈性不整脈の治療から始まったペースメーカーの役割は,頻脈性不整脈の治療,心不全の治療へと多様化し,患者の症状,QOL(quality of life)も大きく改善されるようになった.しかし,ペースメーカーの高機能化に伴い,日頃心電図業務に携わっている多くの臨床検査技師が,ペースメーカー心電図は難しいというイメージをもっている.かくいう筆者もその一人である.ペースメーカー心電図を少しずつ理解し好きになれるよう,本稿では,まずペースメーカーの基本であり最も重要なペースメーカーの分類コードとその意味について解説する.次に徐脈性不整脈の治療に使われるペースメーカー(AAI,VVI,DDD)の植込み前後の心電図からペースメーカーの分類コードを考えてみたい.
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