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文献詳細

雑誌文献

検査と技術41巻1号

2013年01月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈生理〉

ペースメーカーの分類コードとその意味

著者: 中嶋美保子1

所属機関: 1心臓血管研究所付属病院臨床検査部

ページ範囲:P.46 - P.51

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はじめに

 植込み式ペースメーカーが使用されるようになっておよそ50年が経過し,現在に至るまでその機能は目覚ましく進歩した.徐脈性不整脈の治療から始まったペースメーカーの役割は,頻脈性不整脈の治療,心不全の治療へと多様化し,患者の症状,QOL(quality of life)も大きく改善されるようになった.しかし,ペースメーカーの高機能化に伴い,日頃心電図業務に携わっている多くの臨床検査技師が,ペースメーカー心電図は難しいというイメージをもっている.かくいう筆者もその一人である.ペースメーカー心電図を少しずつ理解し好きになれるよう,本稿では,まずペースメーカーの基本であり最も重要なペースメーカーの分類コードとその意味について解説する.次に徐脈性不整脈の治療に使われるペースメーカー(AAI,VVI,DDD)の植込み前後の心電図からペースメーカーの分類コードを考えてみたい.

参考文献

1)山下武志,葉山恵津子:ナース・検査技師・研修医のためのペースメーカー心電図が好きになる! 南江堂,2007
2)St. Jude Medical Japan Co., Ltd:ペースメーカー ナビ(http://www.pacemaker-navi.jp/index.html)
3)五十嵐正男,山科章:不整脈の診かたと治療,第5版.医学書院,1997
4)杉山祐章,今井靖:個人授業 心臓ペースメーカー─適応判断から手術・術後の管理まで.医学書院,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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