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オピニオン
自覚が足りない職場におけるハラスメント
著者: 山崎家春12
所属機関: 1公立学校共済組合関東中央病院臨床検査部 2東京医科大学分子病理学講座
ページ範囲:P.1062 - P.1062
文献購入ページに移動 2007年に興味深い調査結果が公表された.それは独立行政法人労働政策研究・研修機構が転職経験のある35歳未満の若い世代を対象に,複数回答形式で実施した「最初に転職を考えた際に悩んだ内容」を学歴別にまとめたものである(n=9,458)1).それによると,内容の内訳は,①仕事の内容(43.3%),②賃金が低い(41.6%),③職場の人間関係(セクシュアルハラスメント・パワーハラスメントなどを含む:29.5%),④自分のキャリアや将来性(29.4%),⑤会社の安定性(24.0%),⑥労働時間が長い(21.9%),⑦仕事量が多い(19.2%),⑧休日がとれない(14.3%),⑨個人的な事情(結婚・育児・介護など)(7.7%)であった.
自由を求めて転職する技師はいないと思われるが,昭和医療技術専門学校学校長の山藤賢先生が最近出版された著書2)で“自由と社会性”についてわかりやすく記述されておられる.以下に一部を抜粋する.
自由を求めて転職する技師はいないと思われるが,昭和医療技術専門学校学校長の山藤賢先生が最近出版された著書2)で“自由と社会性”についてわかりやすく記述されておられる.以下に一部を抜粋する.
参考文献
1)独立行政法人労働政策研究・研修機構:ILPT調査シリーズ No.36 若年者の離職理由と職場定着に関する調査.p62,2007(http://www.jil.go.jp/)
2)山藤賢:社会人になるということ.幻冬舎,pp66-69,2013
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