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技術講座 生理
経食道心エコー検査で観察するポイント
著者: 中尾倫子1 大門雅夫1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.1120 - P.1125
文献購入ページに移動三次元経食道心エコーの登場によって,弁膜症疾患の術前に,弁の構造を立体的に把握することが可能となった.近年,開胸手術のリスクが高い高度大動脈弁狭窄症患者に対する経カテーテル的大動脈弁置換術(transcatheter aortic valve replacement,TAVR)や,心房中隔欠損症(atrial septal defect,ASD)に対するASO(AMPLATZER® Septal Occluder)を用いた経カテーテル的ASD孔閉鎖術が行われるようになり,術前の評価,適応の判断および術中のモニタリングにおいて,経食道心エコー検査(transesophageal echocardiography,TEE)は重要な役割を果たしている.
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