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臨床検査のピットフォール
採血直後の血小板凝集能検査
著者: 佐藤金夫1
所属機関: 1山梨大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.1147 - P.1149
文献購入ページに移動血小板凝集能検査は血小板機能異常症のスクリーニングや診断に用いられるとともに,抗血小板薬の薬効モニタリングや血小板機能亢進の判定に利用されている.血小板凝集能検査には多血小板血漿を用いる方法と全血を用いる方法の2つに大別され,前者が主流となっているが,欧米では後者が急速に普及しつつある.
今回のテーマは“採血直後”の血小板凝集能検査となっているが,多血小板血漿を用いる方法では測定試料を作製するのに遠心が必要であり,測定準備が整うまでに時間を要することから“採血直後”に検査はできないので,本稿では全血法による血小板凝集能検査について解説する.
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