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文献詳細

雑誌文献

検査と技術41巻12号

2013年11月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈免疫〉

食物アレルギーの原因食品

著者: 佐藤さくら1

所属機関: 1国立病院機構相模原病院臨床研究センター病態総合研究部病因・病態研究室

ページ範囲:P.1169 - P.1171

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はじめに

 食物アレルギーは「食物によって引き起こされる抗原特異的な免疫学的機序を介して生体にとって不利益な症状が惹起される現象」と定義され,免疫学的機序を介さない食物不耐症や食中毒は食物アレルギーとはいわない.食物アレルギーの治療は必要最小限の除去であり,原因となる食物アレルゲンを特定することは患者やその家族の食生活に大きく影響する.このため,食物アレルギー患者にかかわる人は,食物アレルギーの原因となりやすいアレルゲンについて十分な知識を得るべきだと考える.

参考文献

1) 「食物アレルギーの診療の手引き2011」検討委員会:厚生労働科学研究班による食物アレルギーの診療の手引き.2011(http://www.allergy.go.jp/allergy/guideline/05/05_2011.pdf)
2) Akiyama H, Imai T, Ebisawa M:Japan food allergen labeling regulation-history and evaluation. Adv Food Nutr Res 62:139-171,2011
3) 相原雄幸:食物依存性運動誘発アナフィラキシー.アレルギー 56:451-456,2007
4) Fukutomi Y, Itagaki Y, Taniguchi M, et al:Rhinoconjunctival sensitization to hydrolyzed wheat protein in facial soap can induce wheat-dependent exercise-induced anaphylaxis. J Allergy Clin Immunol 127:531-533,2011
5) 宇理須厚雄,近藤直実:食物アレルギー診療ガイドライン2012.協和企画,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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