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文献概要
【症例の概要】
50歳代,女性.右乳房の腫瘤に気づき来院.超音波検査(図1)では左5時方向にカテゴリー4の充実性腫瘤を認め,穿刺吸引細胞診で悪性(図2)の診断が下され乳房切除術が施行された.病巣は3cmの髄様・充実性軟の腫瘍で(図3),大型異型上皮のびまん性増生からなっていた(図4).細胞相互の接着性が低く,核細胞質比の増大と核クロマチン増量,核小体の肥大を認め,免疫組織学的にはCD20陽性(図5),CD3陰性で,びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断された.
50歳代,女性.右乳房の腫瘤に気づき来院.超音波検査(図1)では左5時方向にカテゴリー4の充実性腫瘤を認め,穿刺吸引細胞診で悪性(図2)の診断が下され乳房切除術が施行された.病巣は3cmの髄様・充実性軟の腫瘍で(図3),大型異型上皮のびまん性増生からなっていた(図4).細胞相互の接着性が低く,核細胞質比の増大と核クロマチン増量,核小体の肥大を認め,免疫組織学的にはCD20陽性(図5),CD3陰性で,びまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断された.
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