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Laboratory Practice 〈管理〉
救急カートを知る
著者: 森田孝子1
所属機関: 1横浜創英大学看護学部
ページ範囲:P.1250 - P.1255
文献購入ページに移動チーム医療が充実していくなかで,これまで病室に頻繁に出入りすることの少なかった専門職種の方々もベッドサイドで仕事をすることが多くなってきました.いま,検査技師は採血センターだけでなく病棟や救命センターで採血,心電図検査,エコー検査など,さまざまな検査のために患者とかかわっています.検査室での患者の病態の急激な変化(急変)もありますが,検査技師がチーム医療メンバーとしてさまざまな場面で患者と出会うということは,患者の急変に立ち会う頻度も増えることになります.
急変はいつ,いかなる場所でも起こり得ます.病室で心電図などの生理学的検査中や採血の途中で急変しないとも限りません.そのとき必須のものが救急カートです.「看護師を呼んでください.そして救急カートをもってきてください」と頼まれて,「救急カートって何?」では救える命も救えないことになりかねません.検査技師だから知らなかった,ではすみません.
患者の命を救うには,チーム医療メンバー全員が救急カートをどう使うかを理解し,準備できる状況が大切となります.
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