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文献詳細

雑誌文献

検査と技術41巻13号

2013年12月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈生理〉

ホルター心電図できれいな波形をとる工夫

著者: 葉山恵津子1

所属機関: 1心臓血管研究所付属病院臨床検査室

ページ範囲:P.1259 - P.1263

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はじめに

 ホルター(Holter)心電図検査とは,患者の日常生活での心電図を24時間記録する検査である.動いているときの心電図を記録するため,筋電図やノイズが入ることは避けられない.

 当院における,ホルター記録器装着から心電図解析までの流れを表1に示す.④の「人による修正作業」では筋電図やノイズが多く,それらを自動解析で波形として誤認識したために時間がかかることがある.それを避けるために重要なのは電極装着である.本稿では,きれいな波形をとるために装着時にできる工夫について述べる.

 なお,当院ではGEヘルスケア・ジャパン社製のホルター記録器“SEER Light®”,防水タイプ“SEER Light WP®”,ホルター解析機“MARS®”を使用している.

参考文献

1)大西悦子:心電図検査 ホルター心電図検査.Med Technol 38:129-133,2010
2)東京都臨床衛生検査技師会生理機能研究班:循環器機能検査研修会テキスト:ホルター心電図・トレッドミル運動負荷試験.pp17-23,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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