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胆汁・膵液の細胞診標本作製上のワンポイント
著者: 太田沙世子1
所属機関: 1大阪府立成人病センター臨床検査科
ページ範囲:P.198 - P.199
文献購入ページに移動はじめに
胆膵領域では近年,画像診断の精度も向上してきたが,いまだ画像のみでは確定困難な症例もあり,臨床側より治療に際して病理学的な確定診断を要求されるようになってきた.胆膵は生検採取の困難な領域であり,胆汁・膵液細胞診の有用性は高いが,採取細胞量が少ないこと,細胞変性が強いことなどより,判定に苦慮する症例も少なくない.筆者らは,より新鮮な状態で細胞を観察するために検討を重ねている.
胆膵領域では近年,画像診断の精度も向上してきたが,いまだ画像のみでは確定困難な症例もあり,臨床側より治療に際して病理学的な確定診断を要求されるようになってきた.胆膵は生検採取の困難な領域であり,胆汁・膵液細胞診の有用性は高いが,採取細胞量が少ないこと,細胞変性が強いことなどより,判定に苦慮する症例も少なくない.筆者らは,より新鮮な状態で細胞を観察するために検討を重ねている.
参考文献
1)竹中明美,長田盛典,冨田裕彦:膵・胆道領域の検体取り扱いについて.消化器内視鏡 22:1087-1091,2010
掲載誌情報