icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術41巻4号

2013年04月発行

文献概要

今月の表紙

後腹膜に発生したパラガングリオーマ

著者: 柴﨑洋子1 秋田英貴1 鄭子文1

所属機関: 1公益財団法人東京都保健医療公社豊島病院検査科

ページ範囲:P.277 - P.277

文献購入ページに移動
【症例の概要】

 70歳代,男性.近医で腹部腫瘤を指摘され,超音波検査(図1),腹部CTなどで,腹部大動脈に近接する境界明瞭な腫瘍を認め,右後腹膜腫瘍の診断で摘出術が施行された.病変は4.0×3.0×2.7cm大で,全周性に線維性被膜を有していた(図2).捺印細胞診および組織診で,パラガングリオーマと診断した.脈管侵襲や転移は認められなかった.現在経過観察中で,再発を認めない.

参考文献

1)Lack EE : Tumors of the adrenal gland and extra-adrenal paraganglia, Atras of Tumor Pathology, 3rd series, fascicle 19, AFIP, Wasington DC, 1997
2)木村伯子:副腎髄質・パラガングリア.日臨細胞会誌 34:126-132,1995
3)畠榮,大杉典子,鐡原拓雄,他:褐色細胞腫および傍神経節腫の塗抹細胞像.日臨細胞会誌 34:634-639,1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら