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後腹膜に発生したパラガングリオーマ
著者: 柴﨑洋子1 秋田英貴1 鄭子文1
所属機関: 1公益財団法人東京都保健医療公社豊島病院検査科
ページ範囲:P.277 - P.277
文献購入ページに移動70歳代,男性.近医で腹部腫瘤を指摘され,超音波検査(図1),腹部CTなどで,腹部大動脈に近接する境界明瞭な腫瘍を認め,右後腹膜腫瘍の診断で摘出術が施行された.病変は4.0×3.0×2.7cm大で,全周性に線維性被膜を有していた(図2).捺印細胞診および組織診で,パラガングリオーマと診断した.脈管侵襲や転移は認められなかった.現在経過観察中で,再発を認めない.
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