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文献詳細

雑誌文献

検査と技術41巻4号

2013年04月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈管理運営〉

外来迅速検体検査加算増収に向けた検査部の取り組み

著者: 柴田宏1 野津吉友1 三島清司1 長井篤1

所属機関: 1島根大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.290 - P.293

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はじめに

 外来迅速検体検査加算は,当該保険医療機関で行われた検体検査について,当日中に結果を説明したうえで文書により情報を提供し,結果に基づく診療が行われた場合に,5項目を限度として検体検査実施料に保険点数が加算される制度である.この加算は2006(平成18)年に新設された加算であり,当初は1項目1点の加算に過ぎず,しかも施行されたすべての検体検査項目が対象とされたために,微生物の検査項目や外部委託検査項目が1項目でも含まれれば加算を得ることはできなかった.2008(平成20)年の保険点数改定1)で1項目5点に増額され,検査対象項目が汎用される40項目に限定されたことから加算を取得しやすくなった.さらに2年後の2010(平成22)年度からは1項目10点に改定された.当院でも会計票を医師がチェックすることにより医事担当者へ報告する手作業での算定を行ってきたが,1項目10点に増額されたことから,自動算定システムの導入と同時に加算増収に向けた検査部の取り組みを行ったため紹介する.

参考文献

1)米山彰子:外来迅速検体検査加算.検査と技術 38:635-637,2010
2)山田俊幸:炎症マーカー.Medical Technology 36:23-26,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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