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集合管癌
著者: 星野夏那1 森水文2 熊谷二朗1
所属機関: 1横浜市立みなと赤十字病院検査部病理 2横浜市立みなと赤十字病院検査部生理
ページ範囲:P.427 - P.427
文献購入ページに移動51歳,男性.検診超音波検査にて左腎下極に腫瘍を指摘され来院.来院後の超音波検査では腫瘍は中心部エコーの消失した境界不明瞭な病変で範囲がはっきりせず,右腎に比べて左腎が著しく腫大する所見が際立つなど,腎実質に強く浸潤する腫瘍であることが考えられた(図1).
左腎摘出術を施行,術後の病理検査で著しい腎実質浸潤および下大静脈にまで達する強い血管侵襲を伴った集合管癌と診断された(図2).術後2年で多発肝転移および腹水中の腫瘍細胞の出現を認めた.
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