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文献詳細

雑誌文献

検査と技術41巻6号

2013年06月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈病理〉

バーキットリンパ腫とMYC検索の簡便化

著者: 畑中佳奈子1

所属機関: 1北海道大学病院病理部

ページ範囲:P.480 - P.482

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はじめに

 バーキットリンパ腫(Burkitt lymphoma,BL)は成人では比較的まれであるが,小児では非ホジキンリンパ腫の25~40%を占める高悪性度のB細胞性リンパ腫である.早急な,そして的確で正しい病理診断が治療には不可欠である.

 本稿では,BLを解説するとともに,その診断の一助となりうるMYCの免疫組織化学(immunohistochemistry,IHC)検索に関して解説する.

参考文献

1)Swerdlow SH, Campo E, Harris NL, et al : WHO Classification of Tumours of Haematopoietic and Lymphoid Tissues, 4th ed. Lyon,pp262-264,2008
2)Hummel M, Bentink S, Berger H, et al : A biologic definition of Burkitt's lymphoma from transcriptional and genomic profiling. N Engl J Med 354:2419-2430,2006
3)Ruzinova MB, Caron T, Rodig SJ : Altered subcellular localization of c-Myc protein identifies aggressive B-cell lymphomas harboring a c-MYC translocation. Am J Surg Pathol 34:882-891,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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