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文献詳細

雑誌文献

検査と技術41巻8号

2013年08月発行

文献概要

臨床医からの質問に答える

T-スポット®.TBが結核感染症に対して保険適用となりましたが,それについて説明してください

著者: 原田登之12

所属機関: 1一般社団法人免疫診断研究所 2公益財団法人結核予防会結核研究所

ページ範囲:P.670 - P.673

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はじめに

 2012年10月に体外診断用医薬品として承認され,さらに同年11月に保険適用されたT-スポット.TB(オックスフォード・イムノテック社:以下,T-スポット)はELISPOT(enzyme-linked immunospot)法を用いた新たな結核感染診断法であり,従来のツベルクリン反応よりも特異度・感度に優れたIGRA(interferon-gamma release assays)の1つである.

 本稿ではT-スポット検査について解説する.

参考文献

1)オックスフォード・イムノテック社:T-スポットR.TB添付文書,第1版.(http://www.tspot-tb.jp/product/download/)
2)Mazurek GH, Jereb J, Vernon A, et al : Updated guidelines for using Interferon Gamma Release Assays to detect Mycobacterium tuberculosis infection - United States, 2010. MMWR Recomm Rep 59(RR-5):1-25,2010
3)樋口一恵,原田登之:Interferon-gamma release assays(IGRAs)の研究課題.結核 84:173-186,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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