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文献概要
はじめに
睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome,SAS)の検査において,簡易型睡眠時無呼吸検査機器は有効な検査の1つである.わが国での簡易検査機器は,気流・胸と腹の呼吸運動・酸素飽和度(SpO2)を同時に測定する検査,もしくはSpO2のみを測定する検査の2種類が一般的である.前者は呼吸運動を測定することによってSASの分類は可能であるが,後者においては分類の評価は困難である.
本稿では,特徴的なSpO2の変化によってSAS分類のポイントを示すとともに,無呼吸低呼吸指数(apnea and hypopnea index,AHI)の信頼性を述べる.
睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome,SAS)の検査において,簡易型睡眠時無呼吸検査機器は有効な検査の1つである.わが国での簡易検査機器は,気流・胸と腹の呼吸運動・酸素飽和度(SpO2)を同時に測定する検査,もしくはSpO2のみを測定する検査の2種類が一般的である.前者は呼吸運動を測定することによってSASの分類は可能であるが,後者においては分類の評価は困難である.
本稿では,特徴的なSpO2の変化によってSAS分類のポイントを示すとともに,無呼吸低呼吸指数(apnea and hypopnea index,AHI)の信頼性を述べる.
参考文献
1)日本循環器学会,日本呼吸器学会,日本呼吸器ケア・リハビリテーション学会,他:循環器病の診断と治療に関するガイドライン(2008-2009年度合同研究班報告).循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン.2010(http://www.j-circ.or.jp/guideline/)
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