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書評
―《標準臨床検査学》―免疫検査学
著者: 石井規子1
所属機関: 1昭和大学横浜北部病院臨床病理検査部
ページ範囲:P.703 - P.703
文献購入ページに移動 免疫はおもしろい.
ジェンナーの種痘の話やパスツールによる病原微生物の発見などはノンフィクション小説のようである.免疫反応理論を読むと生命の神秘を感じずにはいられない.例えばアミノ酸1個の置換で血液型が異なることもあり,一方で多少の遺伝子の変異や欠損があっても生命は維持できる.HLA型の頻度からは人類の起源と祖先の地球規模の大移動も見えてくる.また生体防御機構はウイルスや細菌と人類との攻防そのものである.
ジェンナーの種痘の話やパスツールによる病原微生物の発見などはノンフィクション小説のようである.免疫反応理論を読むと生命の神秘を感じずにはいられない.例えばアミノ酸1個の置換で血液型が異なることもあり,一方で多少の遺伝子の変異や欠損があっても生命は維持できる.HLA型の頻度からは人類の起源と祖先の地球規模の大移動も見えてくる.また生体防御機構はウイルスや細菌と人類との攻防そのものである.
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