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文献詳細

雑誌文献

検査と技術41巻8号

2013年08月発行

文献概要

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あとがき・次号予告・ラボクイズ正解者 フリーアクセス

著者: 伊瀬恵子

所属機関:

ページ範囲:P.714 - P.714

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あとがき

 今年5月に東京の精神科病院で患者と職員計62人が結核に集団感染し,患者10人が発病したと報道されました.2011年の日本の結核新登録者は22,681人,罹患率は17.7で,米国の罹患率4.1の4.3倍,カナダの罹患率4.7の3.8倍と,他国と比べて結核が多い国といえます.結核の検査には喀痰塗末検査やPCR検査,培養検査がありますが,時間やコストがかかります.2012年10月にELISPOT法を用いた結核感染診断薬T-スポット検査(インターフェロン-γ遊離試験キット)が保険適用になりましたので,『臨床医からの質問に答える』で取り上げました.ご一読ください.

 『Laboratory Practice』では,流行性ウイルス疾患へのワクチンの効果と抗体保有率についてお書きいただきました.私の勤務する病院でも全職員を対象にHBs,麻疹,風疹,ムンプス,水痘帯状ヘルペスの抗体検査を行い,抗体価の低い職員は自費(HBsワクチンは施設負担)でワクチン接種を行っています.いずれも感染性が強く合併症を併発するため,医療従事者として自らが感染源とならないようにすることが重要です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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