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技術講座 生理
はじめてみよう褥瘡エコー:実践編
著者: 富田則明1
所属機関: 1東葛クリニック病院超音波室
ページ範囲:P.726 - P.734
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「準備編」(41巻7号)では正常皮下組織エコー像を紹介した.今回は実践編であり,褥瘡エコーの異常所見を紹介する.発赤か? 反応性充血なのか? 浅い褥瘡か? DTI(deep tissue injury)によるものなのか? 以上を鑑別するのは極めて重要である,また,褥瘡の深達度は肉眼や触診によって評価してきたが,エコーを使用すれば損傷部分が画像として評価できる,ポケット評価では,綿棒やPライトを挿入できない部位や,組織の結合性の弱い部位にもエコーを使用して画像化することでより正確な評価ができる.
「準備編」(41巻7号)では正常皮下組織エコー像を紹介した.今回は実践編であり,褥瘡エコーの異常所見を紹介する.発赤か? 反応性充血なのか? 浅い褥瘡か? DTI(deep tissue injury)によるものなのか? 以上を鑑別するのは極めて重要である,また,褥瘡の深達度は肉眼や触診によって評価してきたが,エコーを使用すれば損傷部分が画像として評価できる,ポケット評価では,綿棒やPライトを挿入できない部位や,組織の結合性の弱い部位にもエコーを使用して画像化することでより正確な評価ができる.
参考文献
1)水原章浩,富田則明,浦田克美:アセスメントとケアが変わる 褥瘡エコー診断入門.医学書院,2012
2)松原恵み,浦田克美:プロフェッショナルシリーズ お年寄りに優しい治療・看護・介護② 褥瘡ケアのプロになる─看護の技とオムツケア.医学と看護社,2012
3)Gefen A (ed) : Bioengineering Research of Chronic Wounds─A Multidisciplinary Study Approach. Springer, Berlin-Heidelberg, 2009
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