文献詳細
文献概要
技術講座 病理
エラスチカ・ワンギーソン染色
著者: 渡辺明朗1
所属機関: 1サクラファインテックジャパン株式会社開発企画部アプリケーショングループ
ページ範囲:P.736 - P.739
文献購入ページに移動膠原線維と筋線維などを染め分けるワンギーソン(van Gieson)染色において,退色しやすい酸フクシン(分子量:585.5)に代えて,分子サイズの大きいシリウスレッド(Sirius red F3B)(C.I.No.35780)(分子量:1373)を使用する施設が増えている.シリウスレッドはピクリン酸(分子量:229)とその分子サイズが大きく異なるので,よりコントラストのよい染色標本が得られる.ピクリン酸とシリウスレッドの混合液はピクロ・シリウスレッド(Picro-Sirius red)と呼ばれるが,米国などでも広く利用されている.
参考文献
掲載誌情報