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文献詳細

雑誌文献

検査と技術41巻9号

2013年09月発行

文献概要

技術講座 病理

エラスチカ・ワンギーソン染色

著者: 渡辺明朗1

所属機関: 1サクラファインテックジャパン株式会社開発企画部アプリケーショングループ

ページ範囲:P.736 - P.739

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最近の傾向

膠原線維と筋線維などを染め分けるワンギーソン(van Gieson)染色において,退色しやすい酸フクシン(分子量:585.5)に代えて,分子サイズの大きいシリウスレッド(Sirius red F3B)(C.I.No.35780)(分子量:1373)を使用する施設が増えている.シリウスレッドはピクリン酸(分子量:229)とその分子サイズが大きく異なるので,よりコントラストのよい染色標本が得られる.ピクリン酸とシリウスレッドの混合液はピクロ・シリウスレッド(Picro-Sirius red)と呼ばれるが,米国などでも広く利用されている.

参考文献

1)Horobin RW : Histochemistry. Butterworths, London, pp88-92, 1982
2)Proctor GB, Horobin RW : Chemical structures and staining mechanisms of Weigert's resorcin-fuchsin and related elastic fiber stains. Stain Technol 63:101-111,1988

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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