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文献詳細

雑誌文献

検査と技術41巻9号

2013年09月発行

文献概要

Laboratory Practice 〈管理〉

治験の制度と臨床検査技師としての役割

著者: 大矢久美子1 山本学1

所属機関: 1公益社団法人日本医師会治験促進センター

ページ範囲:P.790 - P.793

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はじめに

 2013年4月に行われた安倍晋三総理による成長戦略スピーチでは,「治験」という言葉が複数回挙がった.これは,再生医療・創薬つまりは臨床研究や治験が重要であることを示している.この背景には,過去に総理の職を辞する理由になった潰瘍性大腸炎が,画期的な新薬の開発によって回復し,再び総理大臣に就任を果たしたという安倍総理自身の体験があるのではないだろうか.

 本稿では,上記のように,国としても重要視されているわが国における「治験」の制度を概説する.さらに,臨床検査技師としての役割を紹介する.なお,治験は医薬品と医療機器に大別されるが,本稿では医薬品の治験を例に挙げる.

参考文献

1)川合眞一:治験薬 プラセボとは.日医師会誌135(臨増):116-117,2006
2)日本臨床薬理学会(編):CRCテキストブック―日本臨床薬理学会認定CRCのための研修ガイドライン準拠,第2版.医学書院,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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