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技術講座 病理
細胞診検体を応用した遺伝子検査
著者: 尾関順子1 柴田典子1 植田菜々絵1 谷田部恭2
所属機関: 1愛知県がんセンター中央病院臨床検査部遺伝子病理検査科 2愛知県がんセンター遺伝子病理診断部
ページ範囲:P.33 - P.40
文献購入ページに移動● 分子標的治療薬の進歩に伴って,多種の遺伝子検査が一般的な業務になりつつある.そのため,細胞診の検体処理を行う際には,以後の検査の展開を想定して,RT-PCR法や免疫組織化学(immunohistochemistry,IHC)法,蛍光in situハイブリダイゼーション(fluorescence in situ hybridization,FISH)法などにも対応できるように準備を整えておくことが重要である.
● 細胞診検体や捺印標本は核酸保存性に優れており,RT-PCR(reverse transcription polymerase chain reaction)法(RNA)やPCR法(DNA)検査に応用できる.
● セルブロックはIHC法やFISH法に対応することが可能であり,多角的な診断に有用である.
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