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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻1号

2014年01月発行

文献概要

疾患と検査値の推移

肝細胞癌

著者: 榎奥健一郎1 小池和彦1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院消化器内科

ページ範囲:P.48 - P.54

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Point

■近年,非B非C型肝細胞癌が増加している.この増加と最も関連があるとされているのが,非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis,NASH)である.

■肝細胞癌はリスクの高い患者の絞り込みが可能な疾患である.各患者の慢性肝障害の進展具合に応じた間隔で定期的な画像検査を行うことが必要である.

■肝細胞癌の多くは慢性肝疾患,特に肝硬変を背景として発生するので,腫瘍因子だけではなく,肝予備能が治療選択のうえで極めて重要となる.

参考文献

1)日本肝癌研究会(編):臨床・病理 原発性肝癌取扱い規約,第5版補訂版.金原出版,2009
2)工藤正俊,有井滋樹,猪飼伊和夫,他:第18回全国原発性肝癌追跡調査報告(2004~2005).肝臓 51:460-484,2010
3)日本肝臓学会(編):科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン,2009年版.金原出版,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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