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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻10号

2014年09月発行

文献概要

増刊号 超音波×病理 対比アトラス 4章 リンパ節・唾液腺ほか

6 悪性リンパ腫(末梢性T細胞リンパ腫,非特定型)―60歳代男性

著者: 介川雅之1 鈴木由美1 手島伸一12 田野崎栄3

所属機関: 1同愛記念病院研究検査科 2湘南鎌倉総合病院病理診断部 3同愛記念病院血液内科

ページ範囲:P.1046 - P.1048

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症例の概要

 60歳代,男性.頸部腫脹を認め当院受診.超音波検査で頸部リンパ節に32×17mm大までの血流豊富な低エコーを示す腫瘤を認め,悪性が疑われた.穿刺吸引細胞診では,小型から中型の異型リンパ球とともに組織球様の細胞や類上皮細胞様細胞を認めた.悪性リンパ腫が疑われ,結核やサルコイドーシスが鑑別診断として挙がった.頸部リンパ節摘出術が施行され,末梢性T細胞リンパ腫,非特定型(not otherwise specified,NOS)と診断された.

参考文献

1)押味和夫:成熟T細胞・NK細胞腫瘍─はじめに.押味和夫(監修),木崎昌弘,田丸淳一(編):WHO分類第4版による白血病・リンパ系腫瘍の病態学.中外医学社,pp307-312,2009
2)浅井さとみ,松下弘道,宮地勇人:悪性リンパ腫の診断プロセスにおける超音波検査の有用性.臨床病理 59:89-96,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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