文献詳細
増刊号 超音波×病理 対比アトラス
6章 肝胆膵脾
文献概要
症例の概要
80歳代,男性.肝臓外側区に小さな腫瘍が発見され,血管腫疑いで経過観察されていた.半年後には外側区(S2,3)全体を占める腫瘍となり,腫瘍破裂による腹部症状出現のため肝外側区域切除術が施行された.腫瘍は肉眼的に著明な出血・壊死,組織学的には不規則な血管腔形成や充実性の腫瘍細胞増生を認め,腫瘍細胞に血管内皮細胞マーカーが陽性,かつ細胞増殖マーカーのKi-67も高率に陽性となり血管肉腫と診断された.
80歳代,男性.肝臓外側区に小さな腫瘍が発見され,血管腫疑いで経過観察されていた.半年後には外側区(S2,3)全体を占める腫瘍となり,腫瘍破裂による腹部症状出現のため肝外側区域切除術が施行された.腫瘍は肉眼的に著明な出血・壊死,組織学的には不規則な血管腔形成や充実性の腫瘍細胞増生を認め,腫瘍細胞に血管内皮細胞マーカーが陽性,かつ細胞増殖マーカーのKi-67も高率に陽性となり血管肉腫と診断された.
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