icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻10号

2014年09月発行

文献概要

増刊号 超音波×病理 対比アトラス 7章 消化管

1 胃GIST(消化管間質腫瘍)―70歳代男性

著者: 鈴木由美1 手島伸一12 前田守3

所属機関: 1同愛記念病院研究検査科 2湘南鎌倉総合病院病理診断部 3同愛記念病院外科

ページ範囲:P.1128 - P.1130

文献購入ページに移動
症例の概要

 70歳代,男性.以前より胆石症発作時の超音波検査で胃粘膜下腫瘍を指摘され,GISTの疑いにて経過観察していた.胃粘膜下腫瘍の内部エコーが不均一となり,26×17mmと増大してきたため,胃粘膜下腫瘍の摘出(胃部分切除)を行った.病理学的には紡錘形の腫瘍細胞が束状配列を示し,免疫組織学的にKITが陽性を示しGISTと確定診断された.核分裂数は高倍率50視野に2個,MIB-l indexは2%であった.

参考文献

1)Hirota S, Isozaki K, Moriyama Y, et al : Gain-of-function mutations of c-kit in human gastrointestinal stromal tumors. Science 279:577-580,1998
2)下田忠和:胃の間葉系腫瘍.向井清,真鍋俊明,深山正久(編):外科病理学第4版.文光堂,pp488-492,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら