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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻11号

2014年10月発行

技術講座 血液

最適な観察のための末梢血液塗抹標本の作製方法と末梢血液細胞形態の観察のポイント

著者: 新保敬1

所属機関: 1獨協医科大学病院臨床検査センター

ページ範囲:P.1200 - P.1211

文献概要

Point

●末梢血液塗抹標本の作製では,血液中の白血球,赤血球,血小板を観察しやすくするために,均一な分布であることが大切です.

●普通染色は,白血球,赤血球,血小板の個々の形態性状が的確に反映されていることが大切です.

●末梢血液細胞形態の観察は,標準的な分類基準に沿った鑑別方法や標準的な用語,表現方法を理解して行うことを心掛けましょう.

参考文献

1)櫻井典子:末梢血液標本の作製法.日本検査血液学会(編):スタンダード検査血液学,第2版.医歯薬出版,pp118-120,2008
2)久保田浩:普通染色.日本検査血液学会(編):スタンダード検査血液学,第2版.医歯薬出版,pp126-128,2008
3)日本検査血液学会,日本検査血液学会標準化委員会・血球形態標準化小委員会(http://www.jslh-sc.com/)
4)丸茂美幸:血小板の形態異常.日本臨床衛生検査技師会血液検査研究班(編):新血液細胞アトラス.日本臨床衛生検査技師会,pp106-108,2002
1)日本臨床衛生検査技師会 血液形態検査標準化ワーキンググループ:血液形態に関する勧告法.1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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