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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻11号

2014年10月発行

文献概要

技術講座 血液

―step up編―骨髄異形成症候群(MDS)における形態異常

著者: 通山薫12

所属機関: 1川崎医科大学検査診断学 2川崎医療短期大学臨床検査科

ページ範囲:P.1212 - P.1219

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Point

●血球異形成判定のためには適切・良好な染色標本を確保することが必須である.

●アトラスなどを熟読して,異形成について十分な知識を得ておくことが重要である.知らない形態異常は見えないからである.

●WHO分類,改訂IPSSのような国際的な分類・診断基準を運用できるようにする.

●厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 特発性造血障害に関する調査研究班による「形態学的異形成に基づく診断確度区分」にのっとった判定法を習得するよう心掛ける.

●近年注目されている骨髄異形成症候群(MDS)の分子病態についても理解を深める.

参考文献

1)通山薫:骨髄異形成症候群.押味和夫(監修),木崎昌弘,田丸淳一(編著):WHO分類第4版による白血病・リンパ系腫瘍の病態学.中外医学社,pp87-102,2009
2)朝長万左男,松田晃(編):不応性貧血(骨髄異形成症候群)の形態学的異形成に基づく診断確度区分と形態診断アトラス.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 特発性造血障害に関する調査研究(平成19年度)(主任研究者:小澤敬也),2008
3)小川誠司:骨髄異形成症候群におけるスプライシング装置の異常.臨血 53:493-496,2012
4)Greenberg P, Cox C, LeBeau MM, et al : International scoring system for evaluating prognosis in myelodysplastic syndromes. Blood 89:2079-2088,1997
5)Greenberg PL, Tuechler H, Schanz J, et al : Revised international prognostic scoring system for myelodysplastic syndromes. Blood 120:2454-2465,2012
6)小澤敬也(編):不応性貧血(骨髄異形成症候群).特発性造血障害疾患の診療の参照ガイド 平成22年度改訂版.厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 特発性造血障害に関する調査研究班,pp57-98,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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