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疾患と検査値の推移
好酸球性心筋炎
著者: 原田昌彦1 吉川浩一1
所属機関: 1東邦大学医療センター大森病院 臨床生理機能検査部
ページ範囲:P.1220 - P.1227
文献購入ページに移動●好酸球性心筋炎の診断は,末梢血中の好酸球数の増加と心筋生検における有意な好酸球の浸潤,脱顆粒と心筋細胞の破壊像である.
●好酸球数が正常範囲でも,数日後に遅れて増加することがあるため,急性期には少なくとも2~3日に一度は好酸球数をチェックする.
●心エコー図検査では,びまん性の左室壁肥厚や壁運動低下,心膜液貯留が特徴的な所見である.
●ステロイド治療が有効なので,できるだけ心筋生検を行い早期に診断する.
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