文献詳細
文献概要
技術講座 生理
手術前の呼吸機能検査のポイント
著者: 吉永由菜1
所属機関: 1高知大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.1286 - P.1291
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●術前検査は,事前に患者の全身状態を把握し,手術や麻酔をより安全にするために行われる.
●術前検査として呼吸機能検査を行うが,この理由のうち,術中の呼吸管理,術後呼吸器合併症のリスク評価の2点に着目して解説する.
●肺活量(VC)測定,フローボリューム曲線で信頼性のある結果を得るには,患者の協力が必要であり,ガイドラインに沿った適切な波形の判断が求められる.
●術前検査は,事前に患者の全身状態を把握し,手術や麻酔をより安全にするために行われる.
●術前検査として呼吸機能検査を行うが,この理由のうち,術中の呼吸管理,術後呼吸器合併症のリスク評価の2点に着目して解説する.
●肺活量(VC)測定,フローボリューム曲線で信頼性のある結果を得るには,患者の協力が必要であり,ガイドラインに沿った適切な波形の判断が求められる.
参考文献
1)五藤恵次:あらゆる科で役立つ! 麻酔科で学びたい技術─手にとるようにわかる,麻酔の基本概念と手技・周術期管理のポイント,知っておくべき病態の知識.第4章 知っておくべき病気・病態の知識の整理.8.肺気腫.レジデントノート 15(増刊):248-256,2013
2)日本呼吸器学会肺生理専門委員会(編):呼吸機能検査ガイドライン.メディカルレビュー社,2004
1)田口善夫(監修),羽白高(編),柴田正慶(著):ココが知りたい!!スパイロメトリーの基本と秘訣! 克誠堂出版,2010
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