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文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻13号

2014年12月発行

文献概要

技術講座 生化学

骨型ALP測定法

著者: 下田綾1 前川真人2

所属機関: 1浜松医科大学医学部附属病院検査部 2浜松医科大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.1382 - P.1388

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Point

●骨型アルカリホスファターゼは,骨粗鬆症の診断に欠かせない検査項目の一つです.

●アガローズゲル電気泳動法ではノイラミニダーゼ処理とプロテアーゼ処理の2つの前処理が必要です.ノイラミニダーゼ処理は肝型ALPと骨型ALPを分離し,プロテアーゼ処理は骨型ALPと一部の小腸型ALPを分離します.

●免疫学的測定としてCLEIA法が多く用いられるようになり,感度・特異度が向上し,短時間で結果を得ることができるようになりました.

参考文献

1)吉村典子:骨折危険性評価における骨代謝マーカーの有用性と課題.腎と骨代謝 21:295-304,2008
2)三木隆己,中塚喜義,江澤郁子,他:EIA法による血清中骨型アルカリフォスファターゼ測定の検討.ホルモンと臨 45:999-1004,1997
3)星野忠,篠崎隆次,橋本寿美子,他:Neuraminidaseを用いた血清アルカリホスファターゼアイソザイムの簡易分別定量法の検討.生物理化学 33:125-128,1989
4)倉澤健太郎,茶木修,平原史樹:全自動化学発光酵素免疫測定装置Accessを用いた血中骨型アルカリフォスファターゼの検討.医と薬学 55:279-284,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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