icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術42巻3号

2014年03月発行

文献概要

臨床医からの質問に答える

心エコーの肺体血流比の信頼性について教えてください

著者: 種村正1

所属機関: 1心臓血管研究所付属病院臨床検査室

ページ範囲:P.248 - P.252

文献購入ページに移動
はじめに

 心エコーで計測した肺体血流比〔QP/QS(pulmonary flow/systemic flow)〕が,心カテーテル検査で計測した値と比べて,どの程度信頼できるのかという質問である.背景として,心エコーで計測したQP/QSには無視できない計測誤差があることを知ったうえでの問いであろう.臨床医として,患者に心カテーテル検査や手術を勧めるときの根拠になりうるか,あるいは,経過観察の指標として使えるかどうかを知りたいのだと考えられる.

参考文献

1)平野豊:ASDのシャント率定量 心房中隔欠損におけるQp/Qsの計測について.心エコー 10:592-596,2009
2)新垣義夫:ドプラ法による観察・診断 Qp/Qs.心エコー 10:70-76,2009
3)岡田裕美子,種村正,竹内伸子,他:心エコー図法による肺体血流量比推定の信頼性に関する検討.超音波検技 22:220-223,1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら