文献詳細
臨床医からの質問に答える
文献概要
はじめに
心エコーで計測した肺体血流比〔QP/QS(pulmonary flow/systemic flow)〕が,心カテーテル検査で計測した値と比べて,どの程度信頼できるのかという質問である.背景として,心エコーで計測したQP/QSには無視できない計測誤差があることを知ったうえでの問いであろう.臨床医として,患者に心カテーテル検査や手術を勧めるときの根拠になりうるか,あるいは,経過観察の指標として使えるかどうかを知りたいのだと考えられる.
心エコーで計測した肺体血流比〔QP/QS(pulmonary flow/systemic flow)〕が,心カテーテル検査で計測した値と比べて,どの程度信頼できるのかという質問である.背景として,心エコーで計測したQP/QSには無視できない計測誤差があることを知ったうえでの問いであろう.臨床医として,患者に心カテーテル検査や手術を勧めるときの根拠になりうるか,あるいは,経過観察の指標として使えるかどうかを知りたいのだと考えられる.
参考文献
1)平野豊:ASDのシャント率定量 心房中隔欠損におけるQp/Qsの計測について.心エコー 10:592-596,2009
2)新垣義夫:ドプラ法による観察・診断 Qp/Qs.心エコー 10:70-76,2009
3)岡田裕美子,種村正,竹内伸子,他:心エコー図法による肺体血流量比推定の信頼性に関する検討.超音波検技 22:220-223,1997
掲載誌情報