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臨床医からの質問に答える
免疫化学的HIT抗体検査の意義を教えてください
著者: 小宮山豊1 吉賀正亨1
所属機関: 1関西医科大学臨床検査医学講座
ページ範囲:P.354 - P.358
文献購入ページに移動ヘパリン起因性血小板減少症(heparin-induced thrombocytopenia,HIT)は,臨床医が抗凝固の目的で処方したヘパリンが原因で,逆の血栓傾向(向凝固)が起こって血小板数減少や血栓症が顕在化する疾患である.放置すれば重症化する医原病であり,訴訟の原因ともなる.
免疫化学的HIT抗体検査を実施する施設は少ないが,2012年秋に保険適用となり,外注検査として利用が増えたので,検査部の技師にも,その概略を知っておいていただきたい.
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