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連載 小児の臨床検査・2
小児の生化学検査
著者: 安原努1 高木康2
所属機関: 1昭和大学医学部臨床病理学教室 2昭和大学医学部医学教育推進室
ページ範囲:P.478 - P.482
文献購入ページに移動“小児は成人を小さくしたものではない”とよくいわれるように,検査においても小児と成人は全く別のヒトと考えることが必要である.小児は成人への成長段階であり,身長や体重は日々大きくなり,臓器は成人として環境に適応するように成熟する.このため,臨床検査値も成長に伴って大きく変動する.特に,生体の代謝に関連して変動する生化学検査項目の変化は大きく,臨床解釈上も,これらの特性を知ることが重要である.
本稿では,小児の生化学検査について,その機序も含めて解説する.
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